発見！「上級醤油1：ほんつゆ1：日本酒1」の合わせ調味料だけで、たいていのモノは美味くなる

思うところあって、岩手県は陸前高田が誇る“もう一つの地元しょうゆ”であるヤマニ醤油高田営業所の回し者となった東京出身の自動車ライター、伊達軍曹であります。

高田営業所の所長である鈴木泰治くんと出会ったのが、忘れもしない2011年4月30日。そしてヤマニの上級醤油を使い始めてから……これは正直、正確なところはちょっと忘れましたが、たぶんもう3年ぐらいは使っていると思います。

で、ヤマニの「上級醤油」および「ほんつゆ」（これはいわゆる麺つゆですな）を3年間使い続けているうちに、あることに気づいてしまいました。

それは、「上級醤油1：ほんつゆ1：日本酒1で作った合わせ調味料を料理に使うと、たいていのものは美味くなる！」という黄金の法則です。

凝った料理を作るのはなかなか楽しいものですが、正直めんどくさいときもある。そういったときは、なるべく簡単かつ楽ちんに作りたいわけですが、かといってマズいものは食いたくない。簡単に、しかしうまいものを作りたい……という虫のいい話になってくるわけです。

そんなときにさんぜんと光り輝くのが、この「上級醤油1：ほんつゆ1：日本酒1」という黄金比率の合わせ調味料なのです。

ちなみにコレがヤマニのほんつゆ。騙されたと思って、これと上級醤油、そして日本酒を混ぜたカンタン合わせ調味料だけで、何らかの醤油系料理を作ってみてください。場合にもよりますが、他の調味料いっさいゼロでも「マジか！！！」ってぐらい美味いおかずが出来上がるはずですから。特にチャーハンや煮豚を作るときには最強です。

ま、論より証拠というか隗より始めよということで、わたくしが一発作ってみましょう。メニューは、フライパンと前述の合わせ調味料だけで作る超カンタン煮豚、名づけて「上級ほんつゆ煮豚」です。

まず材料はコレ。

・豚肩ロース（他の部位でもOK）：300gぐらい

・ヤマニ上級醤油：80ccぐらい

・ヤマニほんつゆ：80ccぐらい

・日本酒：80ccぐらい

以上です。ネギの青い部分とかニンニクとか生姜とか、そういったものはいっさい不要です。まぁ入れたければ入れてもいいですが、わたしが開発した（？）スーパー合わせ調味料だけでも十分うまいです。

【手順1】豚ブロック肉をフォークでぷすぷすと適当に刺しまくる。筋を切って柔らかくし、そして味を浸透させるためです。

【手順2】熱したフライパンにごく少量の油を敷き（なくてもOK）、豚ブロック肉の全面に焼色をつける。

【手順3】「上級醤油1：ほんつゆ1：日本酒1」の合わせ調味料をフライパンに投入する。

【手順4】アルミホイルで落とし蓋をし、「弱すぎない弱火」ぐらいのイメージでテキトーに煮る。

【手順5】途中、何回かひっくり返す。煮汁を全体にからめるイメージで。

【手順6】放置プレーを基本に、途中テキトーにひっくり返しながら30～40分煮込んで完成。肉をバットや皿などにあげて粗熱を取る。

【手順7】冷めたら切って、盛りつけて完成。余ったやつはジップロックに密封して冷蔵庫に入れる。

……たったこれだけで、すんげえ美味いチャーシュー（煮豚／焼豚）ができてしまうのですよ。ホント、騙されたと思ってぜひ一度作ってみてほしいですね。酒のツマミにもごはんのおかずにも最高ですから。

もちろん、これをベースに人それぞれの調整は加えてください。人によっては「1：1：1だとしょっぱいよ！」と感じるかもしれません。その場合は「上級醤油0.5：ほんつゆ0.5：日本酒1」ぐらいにするとちょうどいいでしょう。またニンニクやしょうがなんかを加えてもおいしいし、甘めな感じが好きだったら砂糖をテキトーに足すのもアリ。各自の好みに応じてヨロシクしてくださいませ。

いずれにしましても、ベース調味料としての「上級醤油＋ほんつゆ＋日本酒」はホント偉大であり、醤油系の味がマッチするほぼすべてのモノを劇的に美味くしますので、ぜひお試しいただけたら幸いです。

あ、この「上級ほんつゆ煮豚」を作ったあとの煮汁は、捨てないで清潔な容器に入れ、冷蔵庫で保管してください。これがまた何にでも使える黄金の調味料になりますから。

上級醤油およびほんつゆのご注文は、ネットではなく（高田営業所は注文用サイトがないんです）、祝日を除く月～土曜日のビジネスアワーに電話またはFAXで高田営業所までご注文ください。電話／FAX番号は下記であります。押忍。

ヤマニ醤油高田営業所

tel.0192-47-4347　fax.0192-47-4348